経営学科4年丹野 洋平さん （宮城県／尚絅学院高等学校出身） 最も印象に残っている授業は「ビジネス?ケース実習」です。東北地方の企業の事例を取り上げ、なぜ企業が成功しているのかなど、経営戦略を分析しました。もともとマーケティングに興味があったので実際に社長や経営層の方々に戦略を提案でき、フィードバックまでいただけたのは貴重な経験になりました。4年間で一番の学びは、企業経営にはマーケティング以外にも、会計?財務や人的資源管理などバックオフィスの業務も大切だと分かったことです。 経営学科の学生は金融、製造、流通など多種多様な業種を志望しますが、どのような業種でも通用する知識やスキルが身に付きます。就職先のIT企業では、主にITのシステムやサービスの導入を担当する予定です。導入する際も、経営戦略を意識した提案ができるのではないかと思います。 私のゼミでの学び CSRやSDGsの用語を耳にする機会が多くなり、今後、地域社会に求められる経営が必要になると思い「CSRと企業倫理についての研究」を卒業論文のテーマに選びました。3年次から3人のグループで取り掛かり、企業倫理が問われた事例や環境保全活動などを調べて発表を重ねてきました。当初は、売れることが企業の成功と考えていましたが、目先の保身に走らず、ステークホルダーも含めて喜ばれるようにと考えるようになりました。そのことを体感したのは、卒論を進める上で、自分のやりたいことを先へ先へと進めていたときです。先生から、みんな平等に一緒に進めていこうと、チームの在り方や組織運営の大切さを教わりました。 将来、チームをマネジメントすることになった際には適材適所はもちろん、周りの人を大切にすることを心掛けていきたいと思っています。
