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東北学院大学

大学院 法学研究科

Q&A

Q&A 基本編

経済的支援としてはどんな制度がありますか?

まず、一般的制度として学生支援機構からの奨学金があり、自分の必要に応じて、奨学金の貸与を申し込むことができます。あくまで貸与ですので修了後には返還しなければなりませんが、大学院では、特に優秀な成績で修了した人について「返還免除」とする制度があります。

また、在学中、法学部の授業で先生の補助をするティーチング?アシスタント(TA)という制度があります。これは、自分にとってとても勉強になる経験となるとともに、報酬がもらえます。たとえば週に授業3コマでこのTAとして働くと、年間では31万円の報酬を得ることができます。

社会人が学ぶためにどんな制度がありますか?

まず、平日の昼には授業に出られない方のために、平日の夜間(18:00~19:30の6校時、19:40~21:10の7校時)と土曜日に授業を行う制度があります。法学研究科では、社会人の方の個別事情にできるだけ対応するため、その人ごとの時間割をつくっています。

また、社会人の方(そして一般の学生も)は、いろいろな事情で、通常の年限(前期課程の場合は2年)で修了できないことがあります。そうした人のために「長期履修」制度があります。これが認められると、2年分の学納金を払えば、3年目、4年目は学費なしで在籍することができます。

論文なんて書いたことがないのですが?

法学研究科への入学者のほぼ全員が、論文を書いた経験なんてもっていません。ですから、法学研究科では一から指導します。具体的には、入学後最初に履修する授業の一つが「アカデミック?スキル」で、そこで論文のなんたるか、どう書けばいいのかについて、わかりやすく基本を学びます。

2年生になると論文テーマを決め、論文を実際に書き始めますが、指導教員、副指導教員は、粘り強くきめ細かな指導を行います。「論文なんて本当に書けるのだろうか」と悩む時期もありますが、先生方の指導に誠実に向き合えば、最終的にはかならずいい論文ができるはずです。それができたときの達成感は、大学院ならではのものです。

大学院学生用の部屋はありますか?

あります。法学研究科学生用の部屋があり、そこには学生個人用の机が用意されています。また部屋には共同で使うパソコン、プリンタが置かれ、近くにはコピー機もあります。この部屋は、日曜?休日も使うことができます。

この部屋を中核として、法学研究科で学ぶ学生は、学年を超えて交流します。さまざまな年齢層、さまざまな専門領域の人が出会うことは、お互いにとって大きな刺激を生み出します。この「学びの共同体」の経験も大学院ならではのものです。

Q&A 詳細編

大学院ではどのような講義が受けられるのですか?(取得できる科目)、また授業の内容や方法(ゼミ形式?講義形式など)などについて、詳しく教えてください。

開講授業科目については、「カリキュラム」での説明をご参照ください(現在進行中のカリキュラム改正案では、内容が若干変わる予定です。上記サイト参照)。学生は自分の興味に応じて好きな科目を選択できます。とはいえ、諸般の事情で時間割が自分の都合と合わない場合もあるかもしれません。学部の授業とは違い大学院での授業は、教員と受講生との協議により開講時間帯やその形式について「若干の」融通がききます。詳しくは、担当教員とご相談ください。

授業の内容は、受講生の前提知識と得たい内容とに対応するようにしています。事前にシラバスを公開していますから、シラバスから大幅に逸脱する授業内容にすることはできません。しかし、せっかく受講してくれる学生に法律学の基本的予備知識が欠如しているような場合、まずはその部分を補わないといくら高度な理論を教授しようとしても空回りに終わるだけです。逆に、既に基礎的知識を修得している学生に対してもう一度同じことをするのは、時間の無駄と感じられることでしょう。

大学院博士前期課程の定員は1学年10名ですから、学部の大講義室での授業とは違い、大学院の授業参加者はすべて少人数です。その内容は、受講生のニーズに合わせて変動します。教員と受講生との相互作用の中で、実際の授業は行われているのです。

なお、時間割についても受講生との協議の結果、若干の変更が可能です。社会人をもっぱら対象とする授業は、平日夜ないし週末(=金曜日の午後から土曜日終日にかけて)に開かれています。但し、日曜日は開講しておりません。又、北海学園大学大学院法学研究科からお見えになる先生など、勤務校が遠方にある非常勤講師の授業は、原則として夏休みや冬休み期間中の集中講義になります。これまた、受講生の希望と講師の先生のご都合をすり合わせて授業開講時間を決めています。

社会保険労務士等既に法律に関係している業務についている場合、大学院の授業は実務にどう役立つのですか?

一例をあげます。社労士の方のご意見です。彼女は大学院で初めて行政法を学びました。行政法は実務との関連性が強いにもかかわらず、入学前はそのことをあまり意識していなかったようです。大学院で行政法を受講することによって初めて、その重要性を認識することができました。逆に教員の側も、現場で苦労をしておられる学生の具体例を見聞きすることによって、自らの行政法理論の妥当性に反省を加えることができます。相互作用は、ここでも生きてきます。

彼女の言をさらに借りるならば、民法についてもじっくり学べる機会を持てることで理解が深まっていると感じているようです。資格試験に合格した方は、受験の時に法律学の勉強をしたはずです。たとえば、民法ですね。しかし、合格だけを目標とした勉学の場合には、時間的制約などもあって受験科目のさらに幅広い裾野にまで目が届かないことでしょう。大学院での授業では、むしろ時間をかけて幅広く?体系的に法律学を学びます。それは、学生が論文という形で探求しようとする個別テーマの、さらに背景として広がっている沃野を耕すことなのです。一見、回り道のように思われるかもしれませんが、学問は視野を拡大してくれます。それが、将来の実務に活きてきます。ちょっと、抽象的な答えになってしまったかもしれませんが…

授業の雰囲気はどうなのですか?

授業が教員と受講者との相互作用である以上、それぞれのメンバー構成によって授業の雰囲気は変わります。一般論を言うならば、例えば、教員と受講生とが一対一で向かい合う授業であるにも拘わらず受講生が授業の準備を怠った時などは、雰囲気は悪くなるでしょうね。逆に、個人的な親しみが短期間で醸成され、和やかな雰囲気のもとで授業が進むこともあるでしょう。ただ、授業は学問的修練の場ですから、受講生は事前に十分な準備をし、取り扱う問題について一定の理解をし、ある程度の質問事項などを用意しておくべきです。授業を通して学生は、学問の徳を知らず知らずのうちに身につけ、より円滑なコミュニケーション技法を身につけることが期待されます。すなわち、知ることへの飽くなき追求心、乗り越えるべき壁のあまりの高さに直面したときの謙虚さと勇気、他者から教えを請うことの重要性の認識、地位や年齢に関わりなく真理を求め事態に即して議論をする態度、などです。

学習環境について:図書館や判例検索システムの利用など、授業の準備や修論作成には欠かせない設備についてはどうなっていますか?

学生が利用できる研究資料などについては、「研究支援」での説明をご参照ください。ここでは、研究科ごとに共同研究室が用意されており、ダウンロードしたデジタル資料をすぐにプリントアウトできる印刷機が用意されているということだけ、追加してお知らせします。

修士論文にはどう取り組めばいいのですか?

実際に修士論文を執筆しようと思うと、かなり前から準備をする必要があります。大学院前期課程を所定の2年で終える場合、論文執筆までの取り組み方は次のようになるでしょう。個別には指導教員の指導方針によるべきですから、以下に述べることは大まかな一般論として受け取ってください。「修士の学位授与までのプロセス」もご参照ください。

1年前期=大学院で学ぶための基礎的素養に磨きをかけます。おぼろげながらテーマを決めるかもしれませんが、まだまだ確定したものにはなっていないことでしょう。皆さん一人ひとりには、入学時から2名の指導教員が付きます。教員と連絡を密にして、研究方法などを貪欲に吸収しましょう。夏休みには、それまでの勉学成果をレポートにして、夏休み後指導教員に提出してみましょう。修士論文を書く準備作業にもなります。友人と議論を重ねる機会も、勉学には大変有益な環境です。

1年後期=少しずつ大学院生活にも慣れてきますから、そろそろ論文のテーマを絞り込みましょう。そのためには、テーマが関係する法律学や政治学の幅広く深い知識が前提とされます。学期の終わりには、1年間の総まとめとして少し長い論文を書いて、指導教員からコメントをもらうと良いでしょう。

2年前期=研究科委員会で、論文テーマと指導教員体制が承認されます。たいていは、4月末か5月始めに会議が開かれますから、それまでにはテーマを確定しておかなければなりせん。テーマに沿って何をいつごろどのようにして研究するのかという研究計画を、事前に綿密に練りましょう。その上で、論文草稿は7月ごろに一度完成しておくのが望ましい、と言えます。その後は、何度も推敲を重ねるという作業が待っています。

2年後期=11月ころには、論文中間発表会が開かれます。時期的にはもはや「中間」ではなく「終盤」といってもいいころですが、ともかくここで論文の骨子を発表して、多くの批判を仰ぎましょう。中間発表会には大学院担当教員全員が出席します。いろいろな専門分野の教員が、皆さんの報告について質問をし疑問を述べます。論文執筆の初歩的なことや、論文の構成、引用の仕方などを厳しく注意されることもあります。徹底的にたたかれるのは当然のことだ、と覚悟しておきましょう。事前に指導教員に原稿を見せ、十分な時間をかけて準備をしておくべきです。

そして、年が明けてまもなく論文提出期限が訪れます。ゆっくりとしたお正月は、次の年にとっておきましょう。無事提出することができれば、後は試験が待っています。口述試験では2名の指導教員が面接官となり、論文に対してあらゆる角度から質問をし、内容を確認し、本当に「修士」の学位に値するものかどうかを判断します。場合によっては「不合格」ということもありますから、くれぐれも指導教員との事前の相談を怠らないようにしてください。

無事合格したならば、その原稿に更に手を入れ、『法学研究年誌』に掲載し、公にすることができるほどに完成度を上げましょう。皆さんの努力の結晶が活字になります。10年後、30年後は言うに及ばず、保管が続く限り、本学大学院が存続する限り、日本国が滅びない限り、永遠に皆さんの業績が残ります。

以上が、2年で課程を修了する場合の修士論文執筆に向けたタイムスケジュール案です。しかし、諸般の事情があって2年で論文を書けないこともあります。そのときには、在学延長願いを出し、9月までに書き終えるというやり方もあります。9月期修了です。あるいは、Q&A基本編で述べた「長期履修」制度を利用することができます。

図書館に入れてもらいたい本があるのですが、どうすればいいですか?

二つの方法があります。一つは、中央図書館に学生からの図書購入要望を受け付けるところがありますから、そこに要望を伝えることです。しかし、これは若干の時間がかかります。もう一つは、指導教員に頼んで、図書を購入して頂くことです。「研究支援」のところでも触れていますが、平成24(2012)年度から、大学院図書予算を利用して学生用図書を一定額の枠内で購入することになりました。どうか、積極的に利用してください。