球探足球比分_篮球比分直播-劲爆体育

图片

東北学院大学

文学部学部案内

出張講義

文学部では、出張講義を受付中です。お気軽にご相談ください。

お問い合わせ?お申し込みはこちらのページをご覧ください。

英文学科

教員 講義タイトル 講義概要
教授
植松 靖夫
1)「映画『日の名残り』の執事はなぜ新聞にアイロンをかけているのか」 イギリスの「階級社会」について、特に貴族の世界と召使の仕事を中心に学びます。
2) 英文を書くための5箇条 日本語の発想で単語をつないで文法的に正しい文章を並べても「英文」にはなりません。英文を書くための基本的なルールと「型」を学びます。
教授
豊島 孝之
英文法を科学する 文法なんて分からなくても英語が話せるようになる?文法は覚えるだけでつまんない?英文法を科学するって?英語学の分野では、文法を引力や化学変化のように科学の対象として研究します。引力がなくても物体は落下する?化学変化って覚えるもの?英文法を理論的に分析し、そこに潜む原理を追求する英語学の一端を紹介します。
教授
那須川 訓也
1) 英語らしい発音 英語と日本語の音声体系を比較しながら、どのようにすれば英語らしい発音を習得できるかを説明する。また、音声データを聞きながら、英語音声を聞き取る際のテクニックを解説する。
2) 英語方言間の相違点と規則性 日本語同様、英語にも地域により異なる発音上の違い(訛り)があります。本講義では、英語圏にみられる訛りの違いを概括しながら、その相違の背後に潜む規則性(文法)を説明します。
3) 日本語音声のローマ字表記 訓令式ローマ字とヘボン式ローマ字、それぞれの表記上の問題点を解説し、日本語をローマ字表記する際に適した表記の仕方を受講者と一緒に考える。
教授
バックレー 
フィリップ
Making English pronunciation sound natural(自然な英語を話すコツ) A good English pronunciation involves more than just pronouncing words correctly. To sound natural in English, you need to think about the rhythm and intonation of whole sentences too.(上手な英語の発音は単語を正しく発音するだけに留まりません。自然な英語を話すには、文章全体のリズムとイントネーションが大切な役割を担います。(講義は英語で行います。))
教授
吉村 富美子
英文の読み書きの大切さ 将来英語を使って仕事をしたり勉強をするためには、英語の読み書きの力が必要になります。なぜ英会話力だけではいけないのか。なぜ英語の読み書きの力が必要なのかについてお話します。
教授
福士 航
1) 英国初の女性職業劇作家 アフラ?ベイン(Aphra Behn)という名前をご存知でしょうか。彼女こそが、イギリスで初の、プロの女性劇作家でありました。時は王政復古期(1660年から1700年ころまでを指します)、イギリス演劇界が大きな変革を経験した時期です。王政復古期の劇場がどのようなものだったのか、アフラ?ベインとはどのような人だったのかを講義します。
2) ロミオとジュリエットの恋の落ち方 『ロミオとジュリエット』について、原典に触れながら解説をします。ロミオとジュリエットのふたりが、どのように恋に落ちたのか、実際にテクストを読み、追体験してみましょう。
3) 英文学とジェンダー SDGsのひとつに掲げられている「ジェンダーの平等」は、実は英文学とも深い関わりがあります。長い英文学の歴史のなかで、いかにジェンダーの平等が主張されてきたかを、実際の原文を読みながら振り返ります。
教授
石橋 敬太郎
1) シェイクスピア時代のイスラーム演劇世界 ウィリアム?シェイクスピアの悲劇や喜劇が人気を博していた時期、ジョージ?ピールの『アルカザールの戦い』やクリストファー?マーロウの『マルタ島のユダヤ人』をはじめとして、ムーア人やトルコ人などイスラーム教徒を描いた演劇作品が次々と上演されました。その背景にはなにがあったのでしょうか。当時のイングランドの外交事情をもとに、これらの演劇作品の政治的なメッセージを紹介します。
2) シェイクスピア時代の自然観 イングランド女王エリザベス一世の統治の終わりになると、外的世界に対する認識から、神や教会を中心とする支配体制に疑問を抱く人たちが現れてきました。そのときのキーワードが「自然」です。自然を神の創造物とする当時の国教会の神学者リチャード?フッカーに対して、フランシス?ベーコンは自然を人間によって支配されると考えます。これらの自然観に対して、当時の劇作家たちはどのような見解を示していたのかを解説します。
3) ジョン?ダンの恋愛詩を読む ジョン?ダンは、大宇宙と小宇宙とが照応するネオプラとニズムの宇宙観が疑問視されつつあったときに数多くの恋愛詩を執筆しました。神ではなく、人間を世界の主人公とするフランシス?ベーコンの思想が広がりつつあったときのことです。ダンは、ベーコンの新しい思想に敏感に反応します。ダンの思いを彼の恋愛詩を通して解説します。
准教授
井出 達郎
1) 『キャッチャー?イン?ザ?ライ』を英語で読む 村上春樹の新訳によってまた新たな読者を獲得した『キャッチャー?イン?ザ?ライ』、17歳の少年のおしゃべりだけでなるこの作品が、これほど多くの人々を惹きつけ続けるのはなぜなのでしょうか。作品を原書の英語で読むことで、さりげない言葉や動作の端々に、実は神話的ともいえる広さや深さが潜んでいることを一緒に探っていきたいと思います。
2) マイナー文学と英語 近年の英米文学は、非英語圏の出身の人々が英語で書く作品がもう当たり前のようになってきました。そうした「少数派の集団が広く使われている言語を用いて創造する文学」、すなわち「マイナー文学」と呼ばれる文学からは、どのような物語が紡ぎだされてくるのでしょうか。英語習得の必要性が叫ばれる今の日本の私たち自身と照らし合わせながら、自分の言葉と他者の言葉について学んでいきたいと思います。
准教授
大沼 仁美
聞き取りにくい音ってどんな音? 英語のリスニングで、聞き取りにくい音があると感じたことはありませんか?日本人にとってどんな音が聞き取りやすいのか、あるいは反対に聞き取りにくいのかを、文法や音声の規則に基づいて説明します。

総合人文学科

教員 講義タイトル 講義概要
思想哲学分野
教授
木村 純二
日本人と宗教 現在の日本では、特定の宗教の信仰をもつことは特殊なことだと思われており、「自分は無宗教である」と考えている人も少なくありません。しかし他方で、多くの人が初詣や受験では神社に参拝に行き、お盆にはお墓参りをしていて、神仏や死後の霊魂の存在などを完全に否定しているわけでもありません。信仰としてではなく、行事?イベントとして宗教的なものと関わる日本人のあり方について、その歴史的背景や意味について考えていきます。
『万葉集』における「恋」 日本人の価値観?美意識には「もののあわれ」が重要な位置を占めていると言われ、「せつない恋」をテーマにしたラブソングが現代でも流行しています。本講義では、『万葉集』にさかのぼって、「恋」とはどのようなものだと理解されていたのかを探り、日本の精神史の一端に触れてみたいと思います。
教授
原田 浩司
「死生学」って何だろう? 現在、死をめぐる問題へ関心の高まりがみられます。そして日本の大学では次々に「死生学」が開講されるようになってきました。わたしたちの身辺には、生と死に関してどのような諸問題があるでしょうか?そして死はどのように理解されているでしょうか?「死生学」の基礎を学んでみましょう。
講師
大門 耕平
キリスト教教育 キリスト教教育は、聖書?キリスト教をベースとした教育です。道徳観は社会や文化によって形成されるものです。キリスト教文化圏においては聖書が基礎となった道徳観が生み出されています。本講義では、テーマを設定し、それに対して聖書?キリスト教からどのような道徳観が生み出されてきたかについて考えます。
講師
渡邉 蘭子
なぜ人は悪を行うのか 人間が犯す悪はさまざまで、戦争、独裁、殺人、盗み、姦淫、また、より身近なこととしては、嫉妬、怒り、強欲などが挙げられます。人間はなぜこうした悪を行うのでしょうか。古代末期に生きた思想家であるアウグスティヌスは、その問題を生涯思索し、特に人間の心の内にある「意志」の歪みを根本原因として考えました。授業では、こうしたことについてじっくりと考えていきます。
文化芸術分野
教授
椎名 雄一郎
音楽とキリスト教 西洋音楽はキリスト教とともに歩んできました。普段私たちの聴いている音楽にも、様々な影響が聴こえてきます。古今の音楽を鑑賞しながら、キリスト教とその時代背景との関連を探求します。
講師
渡邊 有美
西洋美術とキリスト教 西欧社会で制作された美術作品の根幹にはキリスト教が深くかかわっています。なぜならば最初期は、教会が「美術」作品の注文主だったからです。多くの作品は今では美術館に収められていますが、他方、教会に現存する作品も多数あります。これらの「作品」はどのように見れば良いのでしょうか。その見方を簡単にご説明します。
講師
藤野 雄大
アメコミ?ヒーローを通してみるアメリカ的ユートピアニズム アメリカ社会の底流には、植民地時代以来、ユートピア(理想郷)の実現を追求する伝統が存在しています。その伝統は、20世紀前半に誕生し、今日に至るまで時代を超えて愛されてきたアメリカン?コミックのスーパーヒーロー像にも影響を与えてきました。スーパーヒーローたちの姿を通して、アメリカ社会の一断面としてのユートピアニズムを探求します。
宗教神学分野
教授
川島 堅二
現代社会と宗教 統一教会やエホバの証人など、キリスト教系の新宗教の問題がさまざまな形で騒がれています。こうした新宗教の何が問題なのか、様々な具体的事例を通して講義いたします。
教授
吉田 新
聖書の背景を学ぶ 聖書は誰が、どこで、どのように記したのでしょうか。
本講義では聖書の成り立ちについて学びたいと思います。
准教授
田島 卓
旧約聖書の不思議 旧約聖書のなかの『創世記』には不思議な話がいろいろ出てきます。こういった書物を大学で研究するときの具体例をお話ししたいと思います。
旧約聖書と現代 旧約聖書はキリスト教の聖典であるのみならず、ユダヤ教の聖典でもあり、イスラームでも重要視される書物です。同じ書物を読んでいるにもかかわらず、なぜそれぞれの宗教の間に対立があるのでしょうか。また、そういった対立状況は、この多様性が重視される時代に、何かを語ってくれるのでしょうか。意外なことに、旧約聖書それ自体の中に、対立と共生についての視座が隠されているとしたらどうでしょうか。混迷の中にある現代だからこそ、旧約聖書を研究する意味を学びます。

歴史学科

教員 講義タイトル 講義概要
教授
河西 晃祐
一次史料からみる歴史“学” 歴史は暗記科目なのか?高校までの歴史科目ではなく、歴史“学”は一次史料を自分の力で読み解くものです。戦艦「大和」沈没を伝える日米の新聞紙面を一次史料としながら、歴史学のおもしろさを伝えます。
ポツダム宣言を“読む” 教科書にも必ず記載されている「ポツダム宣言」。一般的には「無条件降伏」を日本に強いた、と理解されていますが、実際には「日本側にかなり有利な条件」を、連合国側が提示していました。名前だけを知っていて、なかなか実際に“読む”機会のないポツダム宣言を皆さんと解読していきます。
教授
楠 義彦
宗教改革と国家 16 ? 17 世紀のイングランドでは、国教会を人民に浸透させるための政策(国教強制)を行いました。そのために政治権力が何をどのように行ったのか、国家にとっての宗教改革とは何であったのかをお話しします。
教授
佐川 正敏
われわれは北京原人の子孫か?! アフリカで進化した原人は、 170 万年前までにはユーラシアへ広がり始めました。北京原人もその子孫です。しかし、われわれを含む現代人は、 20 万年前にアフリカで進化した新人が世界中に再拡散し、在来の人類を淘汰してしまった、という学説が有力です。この学説を検証します。
教授
櫻井 康人
「十字軍」とは何であったのか? 不思議に思われるかもしれないが、「十字軍」が行われている時代に「十字軍」という用語はなかった。本講義では、「十字軍」を示す用語の問題から、「十字軍」とは何か、ということについて考えてみたい。
「十字軍」と「贖宥状」 長期間にわたって全ヨーロッパ世界を巻き込んだ十字軍運動に必要であった資金は、どのようにして捻出されたのでしょうか。本講義では、十字軍運動の財源、およびその変遷について、お話ししたいと思います。
日本人初のエルサレム巡礼者 17世紀初頭、記録の上では初めてとなる日本人エルサレム巡礼者が現れました。本講義では、彼を通じて、当時の世界および日本(さらには東北)の情勢?状況を見てみたいと思います。
教授
佐藤 義則
資料のデジタル化によって何が変わるのか 書籍や資料のデジタル化の現状を説明し、資料の発見と入手、利用スタイル、コミュニケーション等の各側面において、デジタル化がもたらす変化についてお話ししたい。
教授
下倉 渉
怪しい隣人 隣国中国を「おかしな国」といかがわしく思っている人は少なくないでしょう。しかし、こうした認識には、かの地の人々の価値観や行動規範をよく知らないが故に生じたところもあります。この講義では、歴史学の立場から中国人のものの考え方についてお話しします。
秋田の石敢当-路上観察学事始め- 石敢当という魔除け石を知っていますか?中国に由来する辟邪のアイテムなのですが、本場では廃れてしまい、現在は沖縄がメッカといえます。本州にも江戸時代以降、琉球を経由して伝わり、その名残はかつての薩摩藩の領域内で確認することができます。そして現存数でいうと、次に多いのが何と秋田市!この摩訶不思議について紹介します。
講師
多賀 良寛
東南アジアの歴史を知る 歴史上そして現在においても、東南アジアは日本と極めて密接な関係を持つ地域です。ただ残念なことに、東南アジアの歴史や文化に対する私たちの一般的な理解は、必ずしも十分といえません。本講義では、東南アジアの地域的特徴と歴史の流れを分かりやすく提示するとともに、東南アジア諸国のなかでも日本との結びつきを急速に強めているベトナムの歴史について、最新の研究成果を踏まえてお伝えします。
海からみたアジアの歴史 私たちは普段、歴史を国ごとに区切られたものとして考えがちです。これに対して海からみたアジア史は、国境にとらわれない新しい歴史の可能性をわたしたちに示してくれます。アジアの海におけるヒト?モノ?カネ?情報の広域的な動きを歴史から辿り、国境を超えたアジア諸地域のつながりを実感してもらうこと、これが本講義の目的です。
教授
辻 秀人
大和王権の誕生 弥生社会から大和王権が成立していく過程を最新の考古学の発掘調査成果をもとに説明します。
学芸員の世界 学芸員の仕事の面白さと難しさ、大学で学ぶ学芸員課程の内容、学芸員になるための方法等を実際の経験と本学学芸員課程の実績をもとにお話します。
宮城の古代遺跡 宮城県には、たくさんの遺跡があります。仙台市遠見塚古墳は東北地方第5位の前方後円墳ですし、多賀城市多賀城跡は国の宝として特別史跡に指定されています。講義では具体的な遺跡を紹介し、考古学から見た宮城県の古代史を解説します。
教授
永田 英明
古代の「東北」を見直す 教科書に出てくる東北地方の古代史といえば、蝦夷と多賀城と坂上田村麻呂?? 実際の東北古代史は、実にさまざまな地域?人々が主役となり、彼らの交流?衝突のなかで社会や文化が変わってく激動の時代です。交通や交流という視点から、古代の「蝦夷」や「東北」について考え直してみましょう。
旅する万葉びと 全国各地の遺跡から出土する木簡などの新発見の文字資料は、奈良に正倉院に残る古文書や、万葉集などの文学資料とともに古代の人々の「旅」の姿を具体的に教えてくれます。古代「日本国」の屋台骨となった万葉人の「旅」を考えることで、歴史資料と歴史学の魅力をお伝えします。
教授
七海 雅人
もう一つの松島-鎌倉時代仏教文化の世界- 日本三景の一つ松島は、江戸時代より風光明媚な観光地として知られています。しかし、松島にはもう一つ、仏教文化の聖地という側面もありました。日本史のなかに松島という地域は、どのように位置づけられるのでしょうか。ここでは、鎌倉時代における松島のあり方を具体的に探ってみようと思います。
世界遺産?平泉の世界 中尊寺金色堂に代表される岩手県平泉町の仏教関連の史跡群は、2011年、世界文化遺産に登録されました。この平泉の仏教文化をつくりだしたのが、12世紀の東北地方に君臨した平泉藤原氏です。平泉藤原氏による独自の政治と文化は、日本史のなかにどのように位置づけられるのでしょうか。鎌倉幕府と比較しながら考えてみたいと思います。
鎌倉?室町時代 武士の実像-いくさと暮らし- 鎌倉時代~室町時代、東北地方には関東の武士たちが移り住み、現地の武士たちと交流をもちながら、地域の新しいリーダーとなっていきます。彼らは、どのような暮らしをしていたのでしょうか。また、合戦の実像は、どのようなものだったのでしょうか。古文書の内容を紹介しながら、みなさんといっしょに探究したいと思います。
教授
政岡 伸洋
民俗行事を問い直す 祭りや芸能など、地域の中で昔から変りなく受け継がれてきたイメージのある民俗行事。はたして本当にそうなのか?本講義では、ちょっと違った視点から問い直すことで、民俗学の面白さを体験してもらいます。
教授
小沼 孝博
砂漠の文化:中央アジアのオアシス世界 ユーラシア大陸中央域に広がる乾燥地帯。日本とは全く異なる環境で築きあげられてきた、中央アジアのオアシスに住む人々の歴史?文化?宗教を学ぶことで、異文化理解の視点を養う。
「大明地理之図」の謎:江戸時代前期の東アジア大絵図 「大明地理之図」は、明代の中国を中心に、朝鮮?日本?琉球?安南などを彩色で描いた巨大な東アジア絵図である。この絵図の作成年代や特長などを明らかにしながら、製作者たちの東アジア認識のあり方を探っていく。
教授
竹井 英文
城郭研究と戦国時代 戦国時代を代表する遺跡として、皆さんの身近に残る城跡があります。今はもう単なる山になっていて、一見すると何もないように見えますが、実は当時の社会を考えるための重要な「史料」なのです。城跡の見方、調査方法などをご紹介しながら、皆さんを城郭研究の世界へとご招待したいと思います。
織田信長と「天下布武」 信長は、日本全国の統一、すなわち“天下統一”を目指していたとされることが多いです。ところが近年は別の説が有力になりつつあります。当時の古文書から、意外な“天下”の姿を解明してみましょう。
准教授
杵淵 文夫
大戦勃発への第一歩:オーストリア=ハンガリー編 1914年6月28日のサライェヴォ事件でのオーストリア=ハンガリー帝位継承者殺害事件が第一次大戦勃発のきっかけになったことは、歴史の授業等で聞いたことがあると思います。ただし、すぐに戦争が起きたわけではなく、列強は対応を協議するうちに「戦争にズルズルはまり込んでいった」のです。今回は、事件に対するオーストリア=ハンガリーの政治指導者の立場についての謎に挑戦してもらいたいと思います。
大戦勃発への第一歩:ドイツ編 第一次大戦勃発の原因については、サライェヴォ事件の一報に接したドイツが、自国の世界政策を実現する好機と見なしてオーストリア=ハンガリーに有事の軍事支援を確約し開戦をそそのかしたことが重要と見なされています。ところが、当時の史料を見てみると、ドイツ皇帝はじめ政治指導者が迷いに迷っていた様子がうかがえます。今回は、開戦判断に関するドイツ皇帝ヴィルヘルム2世の立場についての謎に挑戦してもらいたいと思います。
准教授
金子 祥之
見てはならない史料を読む 歴史史料には見ることも、触れることも許されてこなかったようなものがあります。たとえば、地域の神社に残された史料は門外不出であることが少なくありませんでした。そうしたヒミツの史料を紐解いて、地域の歴史を探っていきます。
環境問題を「文系」が考える 「文系」の学問分野は社会の役に立たないと思われがちです。歴史研究は、そうした典型例ともいえます。では、実際の社会問題(環境問題)を考える際に、歴史研究にはどのような貢献ができるのでしょうか。民俗学の調査研究を事例に、みなさんと考えてみたいと思います。

教育学科

教員 講義タイトル 講義概要
教授
紺野 祐
教育の現状と課題に向き合う教師 子供の育ちや学びに関わる「教育」という仕事には、他に代えがたい魅力がたくさんありますが、他方で特有の難しさも認められます。この講座では、将来教育に関わる仕事を目指す高校生のみなさんを対象に、まずは教育学の「幅広さ」を理解し、そのうえで「教師になるために必要なこと」とは何かを考えてみます。
「道徳」の授業づくりを体験しよう 小学校では平成30年度から、中学校でも平成31年度から、学級担任が授業を行う「道徳」が「教科」になります。本講座では、このように近年ますます重要視されてきている道徳の授業づくりの一端を体験することで、学校教育(とくに義務教育)の意味や役割について考えを深めてもらいたいと思います。
教授
稲垣 忠
探究する学びを組み立ててみよう 課題を設定し、情報を集め、整理?分析し、自分(たち)の考えを表現する探究学習が、生涯学習時代の学びの姿として注目されています。探究を支える力として「情報活用能力」に着目し、探究の流れを組み立て、改善点を見つける活動を体験してみましょう。
情報技術?情報社会の進展とこれからの学び 児童?生徒の学習の道具として、タブレットやコンピュータ、スマートフォン等の情報機器を活用する機会が広がっています。情報技術が今後さらに発展していくと、子どもたちはどのように学び、学校はどのような役割を果たすようになっていくのでしょうか。国内外の事例を紹介しながら、「これからの学び」を考えてみましょう。
教授
加藤 卓
射影量に関する思考と論述?記述の改善について 射影量とは、割合や速さ等の量のことです。到達度が低いと認識されている射影量に関する文章題の記述式問題に、より正確に解決する方法や的確に記述?論述するためには、どのようにすればよいのでしょうか?新しい解決方法として、高い正答率を実現する「乗除数量関係図」を用いる方法により、具体的な解決方法を考えます。
3面角を使用した複雑な立体の制作活動について 立方体?直方体?柱体?錐体等の基本的立体は、角が直角であったり面が正三角形や二等辺三角形であったりする基本的平面から構成されています。これら学習済みの立体ではなく、全ての角が直角でない立体を制作はどのようすればよいでしょう?未学習の複雑な立体の制作に3面角を使用して取組み、立体の認識能力を高めます。
教授
佐藤 正寿
授業のユニバーサルデザイン
~模擬授業を通して~
授業のユニバーサルデザインとは、学力の優劣や発達障害の有無にかかわらず、すべての子どもが、楽しく「わかる?できる?探究する」ように工夫?配慮された通常学級における授業のデザインのことです。模擬授業の例(主として社会科)を通して、子どもたちが「わかる?できる?探究する」授業の組み立て方を解説します。
教師力をどのように高めるか 教師として身に付けるべき力は数多くあります。授業力や学級経営力だけではなく、仕事術や自己研鑽力も大切です。時には保護者からの要求に対応する力も必要です。これからの社会に求められる教師の力は何か。その力はどのようにして身に付けたらいいか、考えてみましょう。
教授
清多 英羽
「いのちの教育」とは何か? 現在、学校教育で行われている「いのちの教育」について、その背景や方法?内容について解説します。「いのちの教育」を実践する教師の実例を挙げながら、どのような意図でどこを目標として目指しているのかを踏まえながら、その手法や考え方を批判的に考察します。そして、その思想的な背景や現代的な課題にも踏み込みます。
18世紀の西洋教育思想を学ぼう 18世紀の教育思想家の代表的な諸説を、教育史の一つの物語として解説します。フランスの思想家ルソーから始め、スイスの教育実践家ペスタロッチの影響力を考察し、ドイツの哲学者フィヒテの国民教育思想を近代教育思想のひとつの頂点として検討します。近代教育思想が日本の現代教育の出発点になっているという視点から、教育思想を読み解きます。
教授
長島 康雄
自然災害から身を守るために 東日本大震災の教訓を生かすために、様々な自然災害を想定して考えます。風水害、津波、雷、火事など、災害によって安全な場所は異なることを事例を通して検討します。
教師から見た授業?児童生徒から見た授業
授業を分析する
コミュニケーション研究の手法を用いて授業中の会話の分析手法について解説します。学校で学んだ経験は誰もが持っていますが、立場を変えて教師の視点で教室内での会話を分析し、より良い授業を考えます。
教授
村野井 仁
国際補助言語としての英語の学び方 現在、英語は国際補助言語として多くの国や地域で使われています。英語学習においてどのような技能?知識?姿勢を身に付けていくべきなのか考えます。異文化間能力としての英語力とはどのようなものかについても考察します。
第二言語習得研究に基づく効果的な英語学習法 人が母語以外の言語を身に付けることを研究対象とした研究領域があります。第二言語習得研究(second language acquisition/SLA research)と呼ばれるものです。この研究領域において明らかになっていることに基づいてどのような英語学習や英語指導が効果的なのか実践的に考えてみます。
教授
ロング 
クリストファー
言語表現における英語と日本語の違い 依頼などの表現を具体例にしながら、日本語と英語の違いを紹介します。また、その違いの裏にある価値観の違い及び異文化間理解のための考察を行います。
コミュニケーションスタイルにおける日本語と英語の違い 談話に見られる「あいづち」や「意見の述べ方」を具体例にしながら、英語と日本語におけるコミュニケーションスタイルの違いを紹介します。また、その違いの裏にある価値観の違い及び異文化間理解のための考察を行います。
メディアを介した日本語と英語の違い 映画の字幕や吹き替えを具体例にしながら、メディアに見られる英語と日本語の違いを紹介します。また、その違いの裏にある価値観の違い及び異文化間理解のための考察を行います。
教授
渡辺 通子
学力とは何か アクティブ?ラーニングが小学校から大学まで導入されることで、授業のあり方が大きく変わろうとしています。今、求められる学力とは何なのでしょうか? この授業では、学校教育が保証する学力がどのように変容しているか、OECDのPISA調査を例に、リテラシー(読み書き能力)からコンピテンシーに変容していることを確かめていきます。そして、その授業作りの一端にも触れていきます。
俳句?ハイク?HAIKU 俳句は、日本の伝統的な言語文化のひとつです。でも今ひとつよくわからないという人が多くありませんか? 実は俳句は海外の学校で言語教育の一環として使われてもいるのです。この講義では、日本語の俳句と英語HAIKUの違いや教科書に登場する俳句を読み味わったり、実作したりして、俳句のもつ楽しさを実感します。
准教授
大友 麻子
英語のしくみ 英語と日本語の間には共通点もありますが、1対1で置き換えられない相違点も多いため、英語は難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。この講義では、音声、語彙、文法、語用などのなかから日本人が苦手意識を持ちやすい項目を取り上げて解説します。英語のしくみを知れば英語学習も楽しく、楽になるかもしれません。
世界のいろいろな英語 英語は世界の公用語といわれますが、実際は様々な英語が話されており、World Englishesと複数形でよばれます。この講義では、世界の英語の多様性とその背景をご紹介します。また、それを踏まえ、私たちはどのような英語を身につけたら良いかを考えます。
准教授
清水 遥
早期外国語教育について 2020年から小学校では3年生から外国語活動が始まりました。この授業では、日本の外国語教育の概要を紹介し、特に小学校の外国語教育に焦点を当て、どのような取り組みが行われているのかを紹介します。使用されている教材や活動を取り上げ、比較的年齢の若い学習者の外国語習得について考えます。
母語習得と第二言語習得 皆さんは自分が初めて話した言葉を覚えていますか?私たちはどのようにして言語を身につけたのでしょうか。母語の習得と第二言語の習得は何が似ていて、何が違うのでしょうか。これまでの研究から明らかになったことを踏まえ、一緒に考えてみましょう。
准教授
高橋 千枝
幼児および児童の発達について 講座では幼児期や児童期の発達を理解し、保育所?幼稚園?認定こども園?小学校等の集団活動の場における子どもたちの育ちに寄り添った支援や指導について考えてみたいと思います。また支援におけるカンファレンスのあり方等についても考えてみたいと思います。
保幼小連携について 子ども達の育ちや学びの連続性を捉えながら、保幼小連携について考えてみたいと思います。とりわけ幼児期後期のアプローチカリキュラムや児童期初期の生活科を中心とした合科的?関連的なスタートカリキュラムの重要性についてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
助教
松本 進乃助
スウェーデンの社会と音楽 世界屈指の福祉国家であるスウェーデンは、教育においてもリカレント教育や保育と教育を一体的に行うエデュケアなど先進的な国です。スウェーデンは、「学校教育は、社会のミニチュア」と言われるように、社会への見通しを持った教育が重視されています。そのような中で、スウェーデンの音楽教育は何を目指しているのか、カリキュラムや成人の音楽活動の実態及びその活動を支える体制など社会学的な視点から俯瞰します。
楽器体験による音楽学習のススメ 私たちは、生涯で一体どれほどの楽器に触れるだろうか。専門的に音楽を学んできた人でなければ、学校の授業で扱われるリコーダーや鍵盤ハーモニカ、簡易な打楽器くらいでしょうか。楽器は、人間の叡智の結集であり、一つ一つが個性的です。また、その魅力がわかると音楽の接し方も大きく変わってきます。楽器を通して、新たな音楽の世界を知るための学びを提供します。