東北学院大学地域連携センター

気仙沼アクティブコミュニティ塾

2022年度気仙沼市「アクティブコミュニティ塾」公開講座が行われました。

2022年11月5日(土)に気仙沼市役所 ワン?テン庁舎大ホールを会場に気仙沼「アクティブコミュニティ塾」の公開講座が行われました。

 公開講座では、IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)代表の川北秀人氏を講師に迎え、「2030年代の気仙沼に備えるために?地域づくりに求められる進化?」をテーマに講演とワークショップを行いました。

 前半の講演の中では、自治会の役割を改めて見つめながら、気仙沼市における小規模多機能自治をどう進めるかについてのヒントとして、
  ?自治とは、自分たちで決めて、自分たちで担うこと(担う力はある)
  ?人口より課題が増える時代(これまで通りでは歯が立たない)
  ?三つの「???てみる」(決めてみる?止めてみる?やり直してみる)
  ?これから深刻化する二つの高齢化(人?インフラ)
  ?三つの棚卸し(行事?会議?組織)
  ?福祉?防災?生活支援の一体化(連動)
  ?若者と女性の気持ちと力を活かす地域づくり(担い手確保)
  ?困りごと+できそうなこと=課題解決
 などのお話がありました。
 また、後半のワークショップでは、1995年から2020年までの国勢調査の結果をもとに、受講生自らに自身の地域の高齢者率と18歳未満同居世帯率の推移をワークショップで実感いただく機会としました。

 講座後の振り返りでは参加者から「地域の現場を把握するためアンケート調査等を実施することが必要だと思いました」、「本当に必要であること『いのちとくらしをまもる』ためには、まず、行動すること!」や「同じ気仙沼でも地域に特色があって求められる活動の違いがあることに気づいた。」などの感想がありました。

 次回となるアクティブコミュニティ塾第3回講座は、11月19日(土)に開講予定です。