2023年11月27日

　公益社団法人日本建築家協会（JIA）東北支部宮城地域会が主催する「あずまやコンペ」で、環境建設工学科 櫻井研究室に所属する大学院生と4年生の2チームが、優秀賞をダブル受賞しました。
　この設計コンペは、仙台市郊外にある錦ヶ丘ヒルサイドモールの敷地内の、以前足湯として使用されていた広場に、この場所の活性化とインスタスポットになる場所づくりを目的として、宮城県内で建築を学ぶ学生にあずまやなどのデザイン提案を広く募集したものです。
　このコンペは計画実現を保証するものではありませんでしたが、具体的な工事費の目安が示されていたり、審査員にヒルサイドモールの館長を招くなど、現実的な視点が求められるものでした。全体で9作品の応募があり、11月16日にせんだいメディアテーク1階オープンスクエアにてプレゼンテーションと公開審査会が実施されました。
　櫻井研究室の作品では、チーム3が広場全体を大きく使って、遊具にもなるオブジェを配置しインスタ映えを狙った作品を提案。チーム4が足湯とベンチとあずまやの機能を一体的な機能として建築化し、同時にすべり台としても利用することができるなど多世代の利用を前提とした作品を提案しました。それぞれ注目しているポイントは異なるものの、いずれも場所の特性を活かした良い提案であると評価されました。
　受賞した皆さんからは、「この受賞を糧に、これから始まる卒業設計に向けて全力で（徹夜も厭わず）頑張ります！」と力強い言葉が聞かれました。

「あずまや」学生設計コンペ　優秀賞

作品名「ココカラ ?感性の箱庭?」

制作者　チーム3　　工学部環境建設工学科　櫻井一弥研究室（4年）
中津川歩夢、松尾大雅、大野倖生、佐藤圭介、渡部礼基

 

作品名「あずまや野やま」

制作者　チーム4　　工学部環境建設工学科　櫻井一弥研究室
佐藤光洋（M2）、安部遼太、櫻田悠成、東海林祐斗（以上4年）

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